一番おいしい季節は新芽の出る3月から初夏にかけて。
夏場は新芽が出にくいので硬くて苦味が強く、さらに、葉が痛みやすいので店頭にはあまり並びません。
あしたばを買ってきたらビニール包装を取り除き、新聞紙で直接巻いて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
こうすると水分が保たれて、新鮮さが長持ちします。
ほうれんそうなどに比べ、硬くてしっかりしており、熱を通しても歯ごたえが残りやすいのが特徴。軽い苦味と独特の香りがあります。
- 熱を通すときは短時間で。炒め物や煮込み料理には、最後に加えましょう。熱を加え過ぎると栄養が逃げるうえ、歯ごたえや色も悪くなってしまいます。
- 意外にクセがなくて、食べやすい。茹でるとアスパラのような食感です。
体には良くても、あのほろ苦さや香りはちょっと……という人には、調理法を工夫することで、あしたば特有のクセをやわらげることができます。
-
沸騰した湯に茎をつけ、30秒くらいしてから少し柔らかくなったら、全体を入れます。
※湯に入れたら、ひと息置いて、再び湯が沸いてくるくらいで取り出します。
ほうれん草くらいの茹で時間では硬過ぎて、他の食材や味と馴染まないので、注意! -
粗熱がとれるまで、30秒〜1分、水に漬けます。
しっかり水にさらすことで、臭味がやわらぎます。
-
軽く水を絞ってから切ります。
細かく切ったほうが、Cで絞るときに臭味が出ていきやすくなります。
-
切った後でもう一度水気をギュッとしぼると、臭味がやわらぎます。